ストラップつかないスマホに業を煮やして穴を開けたりPluggyを買った
|いろいろバタバタしてるんだけれど、ここ2か月くらいかかずらわってた些末事について。機種変更のついでに、ストラップホールのないスマホにストラップを付けるべく悪戦苦闘してました。
Galaxy Note Edgeに機種変更
ご存じのとおり、ぼくはGalaxy Note派なのだけれど、この冬の新機種についてドコモとauがそろって「Galaxy Note 4」ではなく「曲面液晶やで。ドヤァ」な「Galaxy Note Edge」のみ投入。しかたないのでこれに機種変更したのでした。
Edgeはいいとこも悪いとこもある感じ。批評はおいとく(ぼくは国産Androidでひどい目にあってるのでもう二度と日本のは買わないしサムスンやASUSのほうが信頼できると思う)。
それはいいんだけど、スマホにはあいかわらずだいじなアレがありません。アレってなに? ストラップホール ですよ!
ストラップ重要!&日本の文化
ガラケー円熟期にケータイライターやってた身としては、ストラップはとても重要かつすばらしい文化だと思う。ガジェットをホールドしやすくし、かつケータイの文字入力時につっぱり力を発生させるのでタイプを安定させてくれる。そしてさまざまなバラエティに富んだストラップの存在は、江戸時代の日本の根付文化のようで絢爛だった。
でも、スマホになってから「ないのがとーぜん」になっちゃったんだよね。まあ、どこかのりんごの会社が穴開けてないからですが。ソニエリとか、Galaxy Jとか、一部の端末だけになっちゃった。でも、特にファブレット以上のサイズだったらなきゃおかしいと思うのよさ。
ぼくのストラップのつけ方
ということで、ぼくはこれまでいろいろ苦心してスマフォにストラップをつけてきた。たとえば、こんな方法。
これ、イヤホンプラグピアスの特殊なもので、ねじ状の頭しかついていないヤツ。これを一生懸命探してきてイヤホンプラグに差し込み、隙間にストラップをひっかけるという寸法だ。
もちろん、端末の全荷重がかかるとすぐに外れてしまう脆弱なものなのだが、ストラップに指をかけてタッチタイプの力点を調整するくらいなら役に立つ。
次。Galaxy Note Edgeに機種変更したついでに、思い切ったことに挑戦してみた。 ストラップひもを端末内のねじにひっかけて固定 するというものだ。
Edgeは(りんごと違って)裏蓋が開く。中には、いくつかヘックスローブねじが見えている。これをゆるめてひもをひっかけるというわけ。特にEdgeは背面右上にねじが隠れているのでひっかけやすい。ヘックスローブドライバーはGalaxy Note Edgeの場合1.4径No.17-Dの星型でした。
さて。…え? 「ひっかけたひもはどこから出すんだ」って? いいことに気が付いたね。勇気がいるけど、ここで 背面カバーに穴を開けてもらいます。 怖いけどわたしのためだ!
こんなピンバイスを使って、ちょっとねじの上方にずれたあたりに穴を開け、ストラップの糸を通せるようにします。え? 失敗したらどうすんだって? こんなこともあろうかと代替品はドコモショップで調達済だぜ。
あと、お気づきの方もいると思うけども。シェルジャケットを付けたい人は、 シェルジャケットも同じ場所に穴を開ける必要があります。 ちなみにEdgeのシェルジャケットはカラーバリエーションがないので、赤でスプレーがけしてから穴開けなきゃいけなかった…。
最終的なできあがりはこんな感じ! プラグピアスよりは固定力があるので完成度は高いけど、実はヘックスローブねじひとつで止まってると思うとガクブルな匠の技ですな。
「Pluggy Lock」を使う
とさんざん苦労を重ねてきたのだが、海の向こうではクラウドファンディングを使って異変が起きていた。 イヤホンプラグに刺してひっかける機構で安全にストラップホールをつけるガジェット が開発されていたのだ! その名も「Pluggy Lock」。10月ごろには実物が完成し、出資者に先行発送していた。
プラグホールが壊れるんじゃないかとかいった不安感はもちろんあるが、そもそもぼくはBluetooth派でプラグをまったく使わないので壊れてもかまわない。こいつをゲットしよう。
が、これを国内販売する AppBankStore のページを見ると全色税込4,298円…。 なんか高くないか…
Pluggy Lock 本体のサイトに行くと、いちばん安いブラックタイプ(セール時)は$19。28日時点のレートで¥2,242だ。えーーー!
だいたい、ストラップ系のグッズで4,000円超えるものってめったにないぞ。もともとAppBankStoreはあんまり好きじゃないので、速攻で直接海外から取り寄せることに決めた。
日本への配送も受け付けており、ふつうにPayPalで注文できた。その後「発送したよー。追跡番号はこれねー」というメールが届く。
…問題は、その荷物がPostNL(オランダ郵便)扱いだったこと。EMSじゃないので多少待たされるのは覚悟していたのだが、追跡番号をPostNLのサイトで打ち込んでも「そんな荷物しらないねえ」と言われるばかり。しばらくやきもきさせられた。
しかし、二週間ほどしてようやくオランダ妻から郵便が!
やったー! ということで、さっそく本局に受け取りに行く。ありえないほど質素な梱包で届いた。Amazonストレスフリーもびっくり。
中身も超質素…。あ、ちなみに2コ買いました。
左側が本体。これをプラグホールに刺して、くるくる回すと中段の黒ゴムが内部で膨らんで、ひっかかるというしくみなんだと。耐荷重3.2キロ。
きれいに刺さるとこうなります。
ぼくの秘蔵の「リベットシステム」のカラビナストラップをつけてみる。ぜんぜんいい感じ。問題なし!
所感
で、しばらく振り回してみた感じだけれど、
- くっつき感はかなりある。もう少し信頼できるようになったらカラビナでベルトループにぶら下げたい
- ストラップホール自体は、一般的な電子機器についているものより大き目なので不器用なぼくでも使いやすい
というところ。あと、やっぱり、声を大にして言いたいのは なんでスマホにストラップホールないんじゃ! ということ。こういうのが出てくるってことは海外にもニーズあるってことじゃん。つければいいのに。
ということでした。