クラウド系会計サービスを検討してみる
|最近、「クラウド系会計サービス」というのが激戦市場になっている。
早い話が会計ソフトのASP版だけど。
が、だいたい二強だと思う。
個人的には
- べつに手でもいいけど、時代が時代だからASP使うか
- まあ、でもゆっくり検討すればいいよね
と思ってたんだけど、彼女がやってる仕事(でぼくの法人に吸収する予定)が
もう動いちゃってるうえに、彼女が見積・請求とか源泉徴収とかぜんぜん気にしない
極楽とんぼなので「やばい。すぐにでも巻き取らなきゃ」と思って導入検討すること
にした。
かんたんに比べる
- freee
- 名前がホモアニメっぽいが、スタートアップのあいだでもてはやされている
- 法人プランは1,980円/月。
無料版とかいうのもあるが、実質使い道がない
- MFクラウド会計
- 「マネーフォワード for BUSINESS」から、なぜかダサい名前に変えた
- 個人事業主とか法人プランとか区別なくて、1,800円/月。
freeeより安いように思えるが年払いだとほぼ変わらない
コントロールパネルはこんな感じ。
- freee
- MFクラウド会計
ダッシュボードは、ちゃんと使い始めればどっちもそんなに違いはないと思う。
でも、なんか非エンジニアな人にはfreeeはとっつきにくいと思う。
このデザインはテック系ベンチャーをターゲットにしてるね。
よいところ・わるいところ
- freee
- ワンタイムデビットでも登録できた(笑)。ちなみに無料期間でもオーソリ分の
金額は先に引き落とされます - たぶん、システム構成的にはこちらのほうが凝っている。
バックエンドはたぶんRailsなんだろうけど、
基本画面をHTMLで出力しつつ、あとはJavaScriptが埋め込みJSONやAPIで描画する - ↑これは実はデメリットでもあって、ページ遷移時の表示が遅い。
「読み込み終わったから操作していいのかな? あ、まだだった」
とかいうのが日常チャメシゴト。- たとえばメッセージリソースとかが埋め込みJSONになってるけど、
これ外部に出してキャッシュMANIFEST書けば速くならないか? - せめてローディングアイコン出せばいいのに。ということで気になる
- たとえばメッセージリソースとかが埋め込みJSONになってるけど、
- メディア受けがよい。
これはぼく的にはデメリットで、あまり使いたくなくなる…
- ワンタイムデビットでも登録できた(笑)。ちなみに無料期間でもオーソリ分の
- MFクラウド会計
- ワンタイムデビットでは登録できません(笑)。さあ、コーポレートカードのな
い零細スタートアップはどうすればいいのか! - 請求書の発送までやってくれるサービスをβ運用していて、
これが本格リリースされたらとてもよい。
個人事業主は、だいたいポストまでいくのをめんどくさがるから - システム的にはしごくふつう、質実剛健なRuby on Railsだと思う(推測)。
イベントハンドラを呼ぶa要素のhref属性を#と書いている以外は好感がもてる
- ワンタイムデビットでは登録できません(笑)。さあ、コーポレートカードのな
今のところの結論
じゃあ、どっちがいいの? ということなんだけれど、いまのところ個人的には
「MFクラウド会計」のほうがよさそうに思える。
なぜか。ポイントは、連携サービスの多さ。「ビジネス」ジャンルの
キャプチャを下に挙げるけども…
- Amazon(残念ながらマーケットプレイスだけだと思う)
- アフィリエイトASP(A8・もしも)
- レジスターサービス(Airレジ・Coiney)
- オンラインショップASP(カラーミーショップ・BASE)
- クラウド請負(クラウドワークス・ランサーズ)
が自動同期できるようになっている(らしい)。
すでに使っていたり、今後どう考えても使うだろうというサービスが網羅されている。
これは大きい(正直銀行はどうでもいいと思った。どうせ法人口座つくれるの
楽天くらいだろ…)。
名前はダサいが、MFクラウド会計がいいかなー、という気がする。
いまのところの結論をメモして終わり。